吉見裁判第4回口頭弁論のご案内

■ 第4回口頭弁論

■ 夜のyoいっション(第4回口頭弁論拡大報告集会)

f:id:y-support:20140418085907j:plain

f:id:y-support:20140418085925j:plain

「河野談話の維持・発展を求める学者の共同声明」について

 

この声明は吉見裁判と直接の関係はありませんが、いわゆる河野談話の「見直し」によって「慰安婦」問題の真実を隠蔽しようとする動きの拡がりを見過ごせない立場から呼びかけられたものです。ご賛同いただける方は、ご署名をお願い申し上げます。

全ての研究者の皆さん

河野談話の維持・発展を求める学者の共同声明」への賛同と周囲への呼びかけのお願い

拝啓

 ご存知のように、この間、安倍政権は「維新の会」やさまざまなマスメディアとも提携しながら、「河野談話」の見直しを進めており、その動きがこの間、急速に進められています。

 日本軍「慰安婦」問題についての河野談話は、これで十分と見るか不十分と見るか、見解の相違はあるとしても、この20年余りにわたって日本政府のこの問題についての事実の承認と反省の表れとして、一定の積極的な機能を果たしてきました。これを実質的に否定するような見直しは、韓国や中国のみならず、米国を含めた国際社会との関係でも深刻な緊張をひき起こしてしまうことを危惧しています。

 そこで、さまざまな立場から、河野談話を維持すべきであるという点で一致する研究者が、その考えを表明しようと、この共同声明を企画しました。ぜひ多くのみなさんに賛同していただき、署名をお願いしたいと思います。

 署名は次のChangeのサイトからお願いします。

 http://p.tl/1fRR

 とりあえず、3月13日に第一次集約、3月末に第二次集約をおこない、国会議員に働きかけるとともに、記者会見を開いて広く社会にアピールする予定です。

  賛同頂ける方は、ご署名をお願い致します。署名にあたっては、「コメント欄」に、所属、身分、専門分野 をお書きいただき(必須)、また任意でメッセージもいただければ幸いです。

 また周りの同僚や友人の方、所属する学会の関係者の方などに、メール、ブログ、ツイッターフェイスブックなどで署名の呼びかけを広めていただけると幸いです。 

2014年3月

河野談話の維持・発展を求める学者の共同声明」事務局
林博史関東学院大学教授/平和学)
小浜正子(日本大学教授/歴史学

 

【声明文】 河野談話の維持・発展を求める学者の共同声明

 この間、いわゆる日本軍「慰安婦」問題に関する1993年の「河野談話」を見直そうという動きが起きています。「河野談話」は「慰安婦」問題は日本軍の関与の下に多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけたものであることを認め、同じ過ちをけっして繰り返さないという日本政府の決意を示したものであり、これまで20年余にわたって継承されてきました。

 「河野談話」が出されてからも、学者や市民の努力によって数多くの新たな資料が発見され、多数の被害者からの聞き取りも行われて、研究が深められてきました。「慰安婦」の募集には強制的なものがあったこと、慰安所で女性は逃げ出すことができない状態で繰り返し性行為を強要されていたケースが多いこと、日本軍による多様な形態の性暴力被害がアジア太平洋の各地で広範に発生していること、当時の日本軍や政府はこれらを真剣に取り締まらなかったこと、など多くの女性への深刻な人権侵害があったことが明らかになっています。こうした日本軍による性暴力被害が、日本の裁判所によって事実認定されているものも少なくありません。

 被害者の女性は、戦争を生き延びたとしても、戦後も心身の傷と社会的偏見の中で、大変過酷な人生を歩まざるを得なかった方がほとんどです。

 「河野談話」で示された精神を具現化し、高齢となっている被害女性の名誉と尊厳を回復することは、韓国や中国はもとより、普遍的な人権の保障を共通の価値とする欧米やアジア等の諸国との友好的な関係を維持発展させるためにも必須だといえます。

 私たちは、「河野談話」とその後の研究の中で明らかになった成果を尊重し、日本政府が「河野談話」を今後も継承し、日本の政府と社会はその精神をさらに発展させていくべきであると考え、ここに声明を発表します。

2014年3月8日

呼びかけ人(アイウエオ順)

阿部浩己(神奈川大学教授・国際法
荒井信一(茨城大学名誉教授・歴史学
伊藤公雄京都大学教授・社会学
石田米子(岡山大学名誉教授・歴史学
上野千鶴子立命館大学特別招聘教授・社会学
内海愛子恵泉女学園大学名誉教授・日本-アジア関係論)
岡野八代(同志社大学教員・西洋政治思想史)
小浜正子(日本大学教授・歴史学
小森陽一東京大学教授・日本近代文学
坂本義和東京大学名誉教授・国際政治、平和研究)
高橋哲哉東京大学教授・哲学)
中野敏男(東京外国語大学教授・社会理論・社会思想)
林 博史(関東学院大学教授・平和学)
吉見義明(中央大学・日本現代史)
和田春樹(東京大学名誉教授・歴史学

事務局:林 博史・小浜正子
連絡先:kounodanwaiji@outlook.com

お願い:署名にあたっては、「コメント欄」に、所属、肩書き、専門分野をお書きくださるようお願いします(必須)。

 

アジア日本軍「慰安婦」問題ワークショップ決議

2014年2月8~9日に上海師範大学で開催された「交流・協同・推進――亜洲日軍“慰安婦”問題工作会議」で採択された共同決議です。第5項に吉見教授の裁判闘争を支持する内容を掲げています。

交流 协同 推进——亚洲日军“慰安妇”问题工作会议 共同决议

2014年2月8日至9日,上海师范大学中国“慰安妇”问题研究中心与韩国成均馆大学东亚细亚历史研究所联合在上海主办“交流 协同 推进——亚洲日军‘慰安妇’问题工作会议”。参加会议的中日韩学者取得以下一致共识:

一、 中、韩双方将共同发起为二战时期日军“慰安妇”问题文献档案资料申请联合国教科文组织的“世界记忆遗产名录”的行动,今后将扩大申请参与国家与地区范围,继续为捍卫二战时期日军“慰安妇”制度受害者的人权,为伸张人类正义而贡献力量。

二、 中、韩、日等相关国家与地区将加强合作,进行“慰安妇”文献资料的交流与整理,开办共同的“慰安妇”问题研究网站,建设相关数据库,建立和完善实现资料共享与工作协同机制。

三、会议呼吁相关国家的档案管理部门更大程度地开放“慰安妇”问题文献资料。

四、会议呼吁各相关的国家政府与社会,拿出更多的精力和财力,切实有力地帮助和支持勇敢站出来为人类的良知和名誉而奋斗的“慰安妇”制度受害的幸存者群体。

五、全体与会代表在此发表声明,坚决支持日本中央大学吉见义明教授关于二战时期日军“慰安妇”制度是性奴隶制度的研究结论,一致声援吉见义明教授所进行的名誉恢复的诉讼斗争。               

亚洲日军“慰安妇”问题工作会议全体代表(签名)

2014年2月9日

「YOSHIMI裁判いっしょにアクション」入会の呼びかけ

<以下、転載歓迎>

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
「YOSHIMI裁判いっしょにアクション」への入会を呼びかけます
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

■入会のお願い

吉見義明さんの名誉毀損裁判の支援ネットワーク「YOSHIMI裁判いっしょにアクション」(共同代表:吉田裕・梁澄子、略称:YOいっション)が2014年1月に正式に発足しました。「YOSHIMI裁判いっしょにアクション」へのご入会をお願いします。会員には年2~3回会報をお届けします。

 年会費 2000円
 振替口座 00180-6-323261/口座名義 YOいっション
 通信欄に名前、住所、所属をご記入ください。

メールマガジン講読のご案内

YOいっションではメルマガを発刊しています。最新情報をお届けします。
会員の方も、非会員の方も、ウェブサイトよりお申し込みください。

 http://www.yoisshon.net/

 ■吉見裁判とは

吉見裁判は、中央大学の吉見義明教授が日本維新の会桜内文城衆議院議員名誉毀損で訴えた裁判です。

2013年5月13日、橋下大阪市長は「慰安婦制度は必要なのは誰だってわかる」と発言して内外の批判を浴びました。特に海外での反響に対する弁明として、橋下大阪市長は5月27日に日本外国特派員協会で記者会見を行いました。

その場において、司会者が吉見義明教授の著書に触れたことに対し、同席していた桜内文城議員が、「これはすでにねつ造であるということがいろんな証拠によって明らかとされております」と発言しました。桜内議員が「ねつ造」であるとしたのは、吉見義明『従軍慰安婦』(岩波新書、1995年)の英訳書であると考えられます。

吉見教授は、20年以上にわたって日本軍「慰安婦」の実態を研究してきました。発言の撤回と謝罪を求めたものの拒否されたため、吉見教授が桜内議員を相手に提訴しました。これが、「吉見裁判」と略称している裁判です。

第1回口頭弁論(10月7日)では、「慰安婦は性奴隷か否か」について全面的に争う様子もあり,「慰安婦」の定義をめぐる本格論争が展開する歴史的な裁判になることも予想されます。

■吉見義明さんからのメッセージ

外国特派員協会での橋下大阪市長の記者会見の場で、日本維新の会桜内文城衆議院議員は、「慰安婦」問題に関する僕の本を「捏造」であるといい、多くの証拠で明らかにされているとまでいいました。研究者の研究成果を捏造であるというのは、その研究者に対する重大な名誉毀損に当るだけでなく、その人格までも否定するものですから、やむをえず提訴しました。第1回口頭弁論で、桜内氏は「慰安婦」が性奴隷だというのは「虚構の事実」の捏造だと主張していますので、これも争点になると思います。徹底的に論破していきたいと思います。ご支援をお願いいたします。

■問い合せ先(下記ウェブサイトからお願いします)

 http://www.yoisshon.net/

吉見裁判第3回口頭弁論のご案内

多くの皆さまが傍聴に駆けつけてくださいますよう、よろしくお願いいたします!!

※直前の急な変更もございます。念のため事前にご確認下さい。     
※当日は、傍聴券の抽選が行われる見通しです。お早めにお集まりください!!
※裁判が終わりしだい(時間未定)、東京地方裁判所近くの日比谷図書文化館4階スタジオプラス(小ホール)にて、報告集会を開催する予定です(参加費:500円)。ふるってご参加ください!!

f:id:y-support:20140112204116j:plain

f:id:y-support:20140112204104j:plain

 

YOいっション公式サイト開通

吉見義明さんの裁判闘争を支援するネットワーク「YOいっション(YOSHIMI裁判いっしょにアクション!)」が2014年1月11日(土)に発足し、公式サイトも開通しました。

http://www.yoisshon.net/

関連資料がよくまとめられています。ぜひ一度ご覧下さい。

 

f:id:y-support:20140112214823j:plain

YOSHIMI 裁判いっしょにアクション 発足集会

吉見義明さんの名誉毀損裁判の支援ネットワーク「YOSHIMI 裁判いっしょにアクション」(YO いっション)が2014 年1月に正式に発足します。これに伴い、大集会を開催することとなりました。つきましては、多くの方のご参加・ご支援をよろしくお願いいたします。発足集会の概要は次のとおりです。

日時 2014年1月11日 14:00~ (13: 30 開場、16:30 終了予定)

場所 在日本韓国YMCAアジア青少年センター 9 階国際ホール
    (東京都千代田区猿楽町2-5-5)
    http://www.ymcajapan.org/ayc/jp/

資料代 800 円(学生500 円)

主なスピーカー

  • 吉見義明さん 「裁判にあたって」
  • 川上詩朗さん 「吉見裁判の経緯と内容」
  • 荒井信一さん 「吉見裁判の歴史的意義」
  • 大森典子さん 「弁護団から見る吉見裁判の意義」
  • 梁澄子さん 「被害者の視点から見る吉見裁判」 

吉見義明さんからのメッセージ

外国特派員協会での橋下大阪市長の記者会見の場で、日本維新の会の桜内文城衆議院議員は、「慰安婦」問題に関する僕の本を「捏造」であるといい、多くの証拠で明らかにされているとまでいいました。研究者の研究成果を捏造であるというのは、その研究者に対する重大な名誉毀損に当るだけでなく、その人格までも否定するものですから、やむをえず提訴しました。第一回口頭弁論で、桜内氏は「慰安婦」が性奴隷だというのは「虚構の事実」の捏造だと主張していますので、これも争点になると思います。徹底的に論破していきたいと思います。ご支援をお願いいたします。

 f:id:y-support:20131221090813j:plain

f:id:y-support:20131221090835j:plain